【るろう日5】 
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「忘年会の季節(前編)」

左之のアパートにて剣心と格ゲー中(プレステ)
左之「忘年会やんね?」
剣心「忘年会?いいでござるよー!・・!
   ちょっとズルイでござるよー!(キャラが技くらった)」
左之「でさ、斎藤に奢らせんの」
剣心「御主怖いもの知らずでござるなぁ…・まぁいいでござるが・・
   どうせやるなら一年を締めくくるにふさわしくリッチにやりたいでござるっ!
   この!

左之「剣心〜…相手は斎藤だぜ?ムリムリ!よくて年越し蕎麦だって
剣心「そもそも斎藤に拙者らの分奢らせる方が無理だと思うでござるよ。
それより斎藤いる所常に師匠ありでござるから
   斎藤に奢らせる云々よりも斎藤を忘年会に引き入れて師匠に奢らせる
   でいいのではござらぬか?(策士)」
左之「でもよぉ〜おっしょさんに悪くねぇ?」
剣心「御主は斎藤には甘えるのに…(笑)いいんでござるよ。あの人腐る程持って
   るんだから」
左之「えっ?!マジ?!!
剣心「拙者にもお小遣いくれればいいのに・・あっだめでござる!!
   (画面注視)――――――負けたー!!(左之に凭れる)」
左之「ふ――ん…・そんな儲かんのかねぇ陶芸家って…・・・俺もなろっかなぁー」
剣心「左之は陶器を作るより壊す方が得意ではござらぬか(爽やかに微笑み)」
左之「言ったな?!こら剣心っ!!(ガバっと抱きつく)」
剣心「事実でござむー!!(顔胸に押し付けられながら笑)」
左之「へへっ・…・・どうでぃ…参ったか!」
剣心「ムグ!ムグむむぅー!!(訳:ギブ!ギブでござるっ!)」
左之「(解放)よぉーっし・・じゃぁ後で話つけに行くか!」
剣心「早めの方がいいでござるよね。予約もしなきゃいけないし!」


斎藤単身赴任時滞在マンション
剣心「(チャイム音)こんばんわー」
左之「…・・・」
剣心「もう帰ってる筈でござるが…・・」
左之「(ピンポーピポピポピポピンポーン)オイてめー斎藤いんだろー!
   居留守使ってんじゃねぇーよコラ!出てこーい!
剣心「こ・・こら!左之っ!!どこの消費者金融の取立てでござるかっ―――
   あっ!
左之「(首根っこ掴まれ)ぐぇ・・!ぐるしっ!・・っ誰でぃ!!
比古「お前等人んちに何の用だよ」
左之「おっしょさん!」
剣心「(その前にここは師匠の家ではないですよねとツッコみたいけど怖いから
   黙る)…アレ?斎藤は?」
比古「アイツ今日は会社の飲み会」
左之「なんでぃ…ホントにいねぇのか…・・どうする剣心」
剣心「もしかしたら早めに切り上げてくるかも知れぬし今暫く待つでござるか」
比古「そうだな。まぁここもなんだしあがれよ。
   (隠してあったと思われる鍵をスムーズに鉢植えの土から取り出し)」
剣心「(多分無許可だ…)」
左之「(おっしょさんのこういうとこマジ怖ぇ…)」


リビングに移動。
比古「忘年会ねぇ…・・いいんじゃねぇの?勝手にやれよ(ソファでくつろぎ)」
剣心「言ってる事矛盾してますよ師匠―!」
左之「おっしょさんも一緒にやりましょーよ!」
比古「お前等どうせ財布目当てだろ?(サラリ)」
剣心「まぁ…その少しは…・・(実際は全額出させようと思ってた人)」
比古「今年は二人でやるから呼ばれねぇよ」
左・剣「えぇ―――――!」
比古「お前等は和民でも魚民でも白木屋でもいけよ。」
剣心「師匠達は?」
比古「カニしゃぶ
剣心「うわぁぁあああん!!ズルいでござるズルいでござるぅー!!
   (駄々っ子)」
比古「で、その後はまぁ…」
左之「しっぽりっすか?(笑)」
比古「(意味ありげな笑)何にせよそういう事だ」
剣心「(挙手)ハイ!」
左之「ホイ!剣心!(指差し)」
剣心「斎藤といちゃいちゃするならより焼肉の方がいいのでは?!」
比古「テメーは口挟まねぇでいいんだよバカ弟子が」
左之「ちぇー…・・いいよな斎藤―」
剣心「ここは素直にモーパラにでも行くか、左之」
左之「モーパラも美味いもんなー剣心―」
剣心「ござるよねー左之―v(慰めあう二人)…・・なんか虚しいでござる…」
比古「ま、こればっかは仕方ねぇなぁ」


こうして斎藤が知らない間に比古との忘年会は決まっていたのだが
剣心達から事実を知らされた翌日、即効で左之助と剣心の同伴を求めた斎藤なのであった。
(という訳でやっぱり4人)後編に続く。


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